悲しみよこんにちは、僕は元気です

 

はじめに

この物語はフィクションである

あなたの世界のどこにも僕は存在しないし、迷惑もかけない

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・・・・

 

天才の友人が宇宙から言葉の受信を始める

その行く末の一端を見たくて、僕もアカウントを登録

僕はずっと彼の書く文章を見たかったんだ

これは本当のこと

 

私はロボットではありません

 

僕は男でもあり女でもある

その両方が僕なのだ、産まれた時は男として産まれた

だけど今の僕は髪の毛が胸のあたりまである

これから先くるぶし辺りまで伸ばす予定だ

化粧をするのも好きだ、爪を変色させることもね・・・

 

つまりイカれてしまっているのである

 

一体どこのどいつが男と女なんてものを分けちまったのだろうか

最初から一つならばこんなに苦しむこともなかったんじゃないの?

イデアの世界に置いてきぼりにされたかったよ

現世でつがいを見つけるなんてことは僕には難しそう

一刻も早く手首を切っちまいたいけど、傷口からは結局コーヒーゼリーしか出てこなかった

 

つまりイカれてしまっているのである

 

この世と本気でバイバイしたいなら、太ももか首をかっさばいちまうのが一番!!

これは僕の母さんが言っていたこと

母さんは死んだことあるのかな?なんだかふわふわしていてくすぐったいったらありゃしない

 

私はロボットではありません

私はロボットではありません

 

とても悲しいことがあった時、僕は歌を作ることにしている

全て、僕個人の作品だ

一人誰にも知られない場所でこっそりと爆弾をこさえてる気分

僕が弾けちまえばみんなが死ぬのか、みんなが弾けちまえば僕が死ぬのか

どちらも同じに見えるけど、そのどちらもとっても素敵

甘美な死骸になってしまえば、永遠かもね?

 

私はロボットではありません

私はロボットではありません

私はロボットではありません

 

 

今日もとても悲しいことがあった、だからこれから歌を作る

勝手に期待しちゃ、いつだって落とされるんだ

早く壊れちまえばいいのに

でも人間の一番優れているところって感情と真逆のことができるところじゃないかなと思うんだ

すごく憤りながら優しく撫でることも、すごく動揺しながら冷静に見せたり

生きているって悲しいね

 

私はロボットではありません

私はロボットではありません

 

つまりイカれちまっているのである